#ヒートやってみた 2週間チャレンジ プレカウンセリング(40代男性編)②
体脂肪率の高い人と体脂肪率が低めの人が同じようにヒートを続けたら、
どちらが体についた脂肪を落としやすいでしょうか。
体脂肪率が高いということは、
脂肪が多くついているぶん必然的に筋肉が少なくなります。
そのカラダで運動をすると「少ない筋肉で多くの脂肪を動かす」ことになるため動作の負荷は上がり、キツくなる。
そのぶんだけエネルギーはたくさん消費されるでしょう。
逆に体脂肪率が低めの人は、脂肪という重りが少ないぶん身軽なため、
同じ動きをしても負荷は低くエネルギー消費も抑えられます。
何より脂肪を落とす余地の少ない体を、さらに絞るのは困難でしょう。
ということは体脂肪率が低めの人がヒートを実践して
きちんと脂肪が落ちれば、
誰でも余計な脂肪をガンガン燃やして落とせることを証明できるはず。
こんな経緯で、体脂肪率が平均よりやや低めの
中年男性デスクワーカーに2週間試してもらい、
ヒートの効果を検証することにしました。
さて、結果はいかに!
(①からの続き)
岡田先生
Oさん、ずいぶん姿勢悪いですね。
いくらデスクワークが長時間続いているからって、
これじゃ体調も崩しがちなんじゃないですか。
40代男性
(ぎくっ)なんでわかるんですか?
ここ数年は電車や車に乗って
座るとすぐ眠くなるし、
立っているときは寄りかかる場所を探してばかりいますね。
昔より寒さにも弱くなって、冬は重ね着しまくり、
夏は冷房が直撃するところにいると
鼻水が出たりくしゃみしたりです。
そう言えば、お酒も弱くなり、
コーヒーや辛いものといった刺激物も選ばなくなりましたね。
脇腹に「何か」が乗っている状態も嫌ですが
体調に関してはただただ辛いです。
岡田先生
姿勢が悪いと、それだけで特定の筋肉や関節に
負担がかかって痛めやすいですし、
血行も悪くなりがちです。
内臓も圧迫されやすくなってしまいます。
しかも、肩甲骨や股関節の動きも悪くなっていきがちなんです。
たかが姿勢と侮るなかれ。
姿勢で健康を損ねている人は、けっこう大勢いますよ。
試しに背筋系の動作をするスーパーマンフライをお願いします。
40代男性
じゃあ、やってみます。
んっ、ううっ!
岡田先生
まず腕が上がっていないですし、腰ばかりがずいぶん反っていますね。
これだと背中の筋肉はほとんど動いていません。
それなのに一生懸命体を上げると、
腰にばかり負担が集中しますよ。
でも安心してください。
最初に腕をしっかり上げてからやれば
その状態を脱せるので。
あとは上半身と下半身の動きがバラバラなのも気になりますね。
これは自分の体なのに
思い通りに動かせていないということです。
お尻の筋肉も弱ってますよ。
40代男性
え、そうなんですか!
自分のお尻には、あまり意識が行かないですね。
体の裏側は見えないので…。
岡田先生
まずは、肩甲骨まわりのストレッチをやってみましょう。
壁を正面にして立ち、両手を上のほうについてお尻を後ろに突き出すように。
胸が反るようになれば、だいぶ動きがよくなっていると思います。
40代男性
イテテ…。肩の奥のほうが痛みます…。
そういえば普段は全然、こんな動きしていないなぁ。
あ、でも繰り返しているうちに気持ちよくなってきました。
反動をつけてギュウギュウやるとつらいですけど。
じわっと伸ばすといい感じです。
岡田先生
Oさんにかぎらず
長時間のデスクワークをし運動不足になっている人は
たいてい胸の筋肉が縮んでいます。
でもOさん、
このまま放置したら間違いなく
数年後には腕が上がらなくなりますよ。
「四十肩・五十肩かな?」くらいならいいですが、
本当の四十肩・五十肩は想像を超える痛みですし、
簡単には治りません。
そして次に待っているのは…。
40代男性
そんなに脅さないでください…。
ご指導どおりに頑張ります!
岡田先生
では胸のストレッチもやりましょう。
体の前面が硬く縮んでいたら、
いくら背面を伸ばそうとしても伸びにくいはずですから。
壁に片手をついて、
胸の筋肉の伸びを感じられるように
体をひねってください。
40代男性
おお、すっごい気持ちいいです!
なんだかミシミシいいながら、伸びています。
呼吸がラクになる感じまでしますね〜
(明日に続きます)
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