なぜ、たった4分動くだけで1000kcalも消費できるのか
「たった4分で1000kcal消費、なんてありえない」
こう思われた方も多いのではないでしょうか。
たしかに、
ちょっと早めのペースでのランニングを4分間しても
走れるのは1㎞前後です。
体重が70kgの人なら
消費できるのは70kcal程度でしょう。
1㎞走の世界記録が2分12秒程度ということを考えると
人類最速ペースで走っても消費できるのは120kcal程度。
どう考えても計算が合いませんね。
では、どうして「1000kcalも消費できる可能性が」
としているのでしょうか。
その秘密は、EPEE(運動後過剰エネルギー消費)にあります。
強度の高い運動をすると
筋肉の中に蓄えられていたエネルギー源を大量に消費します。
その使われたエネルギーを補てんするために、脂肪は分解される。
しかも高強度の運動をすると、筋肉に微細な傷がつきます。
そこから回復するため、
そして運動前よりも体を強くするために
運動後に大量のエネルギーを消費するのです。
エネルギー補てん、傷の修復、体の建設までしているんですから
体内は大忙しになる。
だから、いつもより多くエネルギー消費するというわけです。
ある実験では、
高強度のトレーニングをしたら
約3日ほど、このEPEEが向上したことが証明されています。
基礎代謝がおよそ2割ほど上がったことで、
運動後だけで1000kcal以上消費されたのです。
これは体感できることでもあります。
たとえば夜にヒートをすると
翌朝には、いつも以上にお腹が空きます。
しっかりやれば、
翌日も、翌々日も体温が上がったような感じがして
お腹が空きやすくなることを実感できるでしょう。
ここで、
「運動したからご褒美!」
「お腹が空いたから大盛り!!」
などと
いつも以上に食べたら
成果は筋肉を養うことに限定されますが、
普段どおりの食生活をすれば
確実に体脂肪が消費されていくことがわかるでしょう。
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